第34回コロキウム<
文明の交差点・モロッコの過去と現在 −その社会・宗教・文化− ゲストスピーカー:小池利幸さん |
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小池さんは、1999年2月から2000年2月までモロッコに留学され、この間の現地からのレポートは、「モロッコ便り」としてGEOホームページに連載されました。「モロッコ便り」は、この2月15日に第8回をもって好評のうちに終了しましたが、今回のコロキウムでは、その総集編的な内容をお話しいただきました.
=========== ゲストスピーカーによるイントロダクション ============== 昔から多くの文明が出会ってきた北アフリカのモロッコ。そこには伝統的な社会といわゆる近代的な社会が共存している。例えば聖者をいまだに崇めるアトラス山中の村々とヨーロッパ的な資本主義が発達したカサブランカ・ラバト。例えば同じイスラームの共同体(ウンマ)のなかで対立しあう、預言者の子孫である王族とイスラーム復興主義集団。 このようなモロッコの過去と現在を、一年間の留学を通じて自らその世界を体験してきた一人の日本人大学院生が語る。 |
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=====================小池利幸氏 プロフィール========================
1972年、大分生まれ.青山学院大学文学部仏文科及び経済学部経済学科卒業後、東京外国語大学大学院地域文化研究科アジア第三専攻地域研究コース博士前期課程に入学.現在、同研究科同課程に在籍中.高校時代より世界中を旅してまわり、一番気に入ったマグレブを中心とした地中海地域研究を志す. 現在、アルジェリア独立戦争前の同国における民族主義運動とイスラーム主義運動の関係を考察中.また、現代のフランスにおけるマグレブ系移民問題にも関心あり.ゆくゆくはこれらの研究を通じて、現在のアルジェリア内戦の多角的な分析を行いたい.1999年2月から2000年2月までモロッコに留学.メールアドレス;PXS04000@nifty.ne.jp |
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コロキウムの後,講師を交えて二次会が開催されました.
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updated:2002.06.17
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