2002.12.07
第43回コロキウム
私たちは再びアフガニスタンを
忘れるのだろうか?
日時:12月7日(土) 2:00-4:45pm
会場:千代田区 内神田社会教育会館

ゲストスピーカー:樫田秀樹さん(ルポライター・ジャーナリスト)

 述べ2ヵ月半を過ごしたアフガニスタン。そこで見たのは、米軍の空爆に怒りを表す被害者遺族と、いつの間にか和平の先導役にもなっているアメリカに対して批判の声を挙げることをタブー視している、現地のNGOや政府の対照的な姿である。

 アフガニスタンはこれから復興に向かうのかもしれない。だが、殺された無実の人々のことを含め「誤爆」や「内戦」のことを総括しないで進められる復興とは何なのだろう。未だに空爆が続いているのに、アフガニスタンをそろそろ忘れかけている私たちにも、今問われる問題だ。

【ゲストスピーカーのご紹介】------------------------------------------------
樫田秀樹(かしだ・ひでき)氏。1959年北海道生まれ。85年から2年間JVCのコーディネーターとしてソマリアの難民キャンプで活動。89年から、ボルネオ島の熱帯林破壊の取材をきっかけに、国内外の環境問題や人物ルポを扱うルポライターになる。97年、ハンセン病を描いた「雲外蒼天」で第一回週刊金曜日ルポルタージュ大賞報告文学賞受賞。98年、14歳の障害をもった少女の普通学級に通う闘いを描いた「自分に嘘はつかない」で同佳作受賞。2002年前半に計2ヵ月半アフガニスタンに滞在。
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updated:2003.12.07