Updated:1998.10.18

 


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第 5 回談話会
フィリピン
「壮絶! マニラ日本人模様」
日時:1998年10月17日(土) 6:00pm開場 6:20pm開始 9:30pm頃 終了
場所: 神田さくら館 7F 研修室(教育研究所内)
ゲストスピーカー: 細田尚美さん(元マニラ新聞記者)
担当オーガナイザー・司会: 小田康之
参加者:17名


 台風が接近する生憎の空模様の中での開催となりました.今回初めて使用する「神田さくら館」研修室が会場.半年ほど前に新設された収容人員も100人以上という大きな部屋です.

 今回は談話会ということもあり、自由に語りやすいよう、まずは参加者がそれぞれ簡単に自己紹介.引き続いて、細田さんのお話.

 カナダの大学院にて修士論文執筆時には、フィリピン労働者が来日するシステムを調査するため、日本でフィールドワークを行う.その時始めてフィリピンパブに通い、ショックを受ける.そこで知り合ったフィリピンパブを経営するやくざと親しくなり、黒塗りベンツが迎えに来て話しを聞き出すまでに至ったとのこと.

 カナダより帰国後、縁あってフィリピンへと飛び、邦字紙であるマニラ新聞の記者となる.日本的感覚からすると極めて明るい刑務所内部の写真や、極刑を宣告された日本人の裁判や日常の様子なども写真で紹介.当時マニラの日本大使館に勤務されていた、通産省の中沢さんからも詳細なコメントいただきました.

 後半は、最近フィリピンに増えている日本人の4つのグループを紹介し、それらを分析することによって、日本人のフィリピン観を照射くださいました.
それら4つのグループとは

1中小企業の駐在員と家族
2日本で引退し、第二の人生の地としてフィリピンへ渡った人々
3単身マニラへ渡り、働く20−30代の女性
4日本で犯罪を犯した逃亡者


 居酒屋「藩」での二次会の様子.寺田恭子さんの音頭で乾杯!これまでのGEOのコロキウムでゲストスピーカーを務めてくださった村田素男さん(インドネシア経済)、滝沢浩美さん(ペルー・フィリピンの精神医療とシャーマニズム)、アレクサンダー・ブフさん(イスラエル)や通産省の中沢さんも参加.にぎやかな顔ぶれです.

 

 


細田尚美さん(元マニラ新聞記者)

 カナダの大学院にて修士論文を執筆した時には、じゃぱゆきさん・フィリピン労働者が日本へとやってくるルートを調査する為に、細田さんはヤクザへ突撃取材を敢行.その後、フィリピンにてマニラ新聞(日本語紙)の記者となり、フィリピンにおいて日本人が関わる数々の事件の取材に当たられました.その中には、様々な殺人事件や日本でも有名になった保険金詐欺事件などなど.


 コロキウムの様子を記録した(140KB)です.ご覧ください.

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