アーカイブ/中東・北アフリカ
イスラエル/パレスチナ情報源
・藤村信『中東現代史』岩波新書
現代に絞って中東の政治情勢をまとめてあるいい本です。

・立山良司『イスラエルとパレスチナ』中公新書(1989.9)

・アンドレ・シュラキ『イスラエル』白水社(文庫クセジュ)(1974.6)

・岡倉徹志『イスラム急進派』岩波新書(1987.7)
イスラエル・パレスチナ問題について、これまでの紛争の歴史を振り返りながら、分かりやすく解説した本です。

・浅井信雄『中東を読むキーワード』講談社現代新書(1987.2)
日本人にとって理解しにくい中東問題の観点をさまざまな視点から分かりやすく解説した良書です。

・永井道雄監修,板垣雄三編『新・中東ハンドブック』講談社(1992)
日本の代表的中東地域研究者である板垣雄三氏の「中東へのアプローチ」の第1章に始まり中東地域理解のためのあらゆる情報が盛り込まれている便利な一冊。巻末に「中東研究の基礎情報」のレファレンスもあり。

・立山良司他『国際情勢ベーシックシリーズB 中東』自由国民社(1994)
「現代用語の基礎知識」特別編集による「国際情勢ベーシックシリーズ」の一冊。多数の執筆陣により比較的最近までの中東の動きがコンパクトにまとめられている。巻末の参考文献ガイドは、非常に有益。

・江口朴郎・岡倉古志郎・鈴木正四『第三世界を知る 2 中東の世界』大月書店
このタイトルで僕は初めて「あのへん」が第三世界であることに気付きました。『国際情勢ベーシックシリーズ3 中東』と同様,専門的というより概要に近い内容ですが,こちらは少し学問的な記述・視点を用いて書かれています。

・立山良司『エルサレム』新潮選書
ずばりイスラエル/パレスチナの問題の中心,エルサレムについて述べられた本です。エルサレムはパレスチナ問題を凝縮したような街なので,読んでみると面白いと思います。

・アンドレ・シュラキ増田治子訳『イスラエル』白水社
著者はユダヤ人です。この人は同文庫(文庫クセジュ)に幾つかユダヤ関係の本を書いています。少し古い本ですが,イスラエル建国について,ユダヤ人側の主張を知ると言う意味で重要なものでしょう。

・アジア経済研究所『イスラエル国家の諸問題』アジア経済研究所
この研究所からは多数イスラエル関係の研究が発表されています。比較的新しい研究も多く,この本ではイスラエル国家をさまざまな面から検討しています。

・ハイム・ヘルツォーグ『図説中東戦争 イスラエル建国からレバノン侵攻まで』原書房
イスラエル大統領経験者にて歴史家である著者のイスラエルとアラブの戦略記録史

・国際協力推進協会『 開発途上国国別経済協力シリーズ 中近東編No.22  西岸ガザ地区(パレスチナ)』

・秋元健治/著『かえらざる祖国:占領地パレスチナ最前線』第一書林
アラブ人の民族蜂起,インティファーダについて述べてあります。記述が具体的なので,当時のインティファーダの事情を知るにはいい本だと思います。

・小田原紀雄・村山盛忠/著 第三書館パレスチナ選書『パレスチナ民衆蜂起とイスラエル』
これもインティファーダについてのものです。ただ,『かえらざる祖国:占領地パレスチナ最前線』がルポルタージュ的な手法を採っているのに対し,こちらは視点がマクロ的で学問的な手法をもって書かれています。その性格からして,民族蜂起を概観して見たりするのにいいと思います。

・ファウジ・エル・アスマール 城川桂子訳 パレスチナ選書『リッダ:アラブ人としてイスラエルに生きる』第三書館
『パレスチナ民衆蜂起とイスラエル』と同じ,パレスチナ選書シリーズの一つです。

・冨岡倍雄『パレスチナ問題の歴史と国民国家:パレスチナ人と現代世界』明石書店
「国民国家」もまた,パレスチナ問題を語る上で必要な視点だと思われます。これも押さえておくべき資料だと思われます。

・大岩川和正『現代イスラエルの社会経済構造:パレスチナにおけるユダヤ人 入植村の研究』東京大学出版会
イスラエル関係の資料の補足です。ユダヤ人入植村は「イスラエルの最前線」として、パレスチナ問題の重要な役割を担っています。

・バカル・アブデル・モネム『中東和平会議の内幕』社会批評社(1993)

・古居みずえ『インティファーダの女たち(増補版)』彩流社(1996)

・池田明史『イスラエル国家の諸問題』アジア経済研究所(1994)

・ヴァルター・ディートリッヒ『イスラエルとカナン』新地書房(1991)

・池田明史『現代イスラエル政治 イシューと展開』アジア経済研究所(1988)

・大岩川和正『現代イスラエルの社会経済構造』東京大学出版会(1983)

・ディヴィッド・マクドワル『パレスチナとイスラエル』三一書房(1992)

・土井敏邦『「和平合意」とパレスチナーイスラエルとの共存は可能か』朝日新聞社(1995)

・ディヴィッド・グロスマン『ヨルダン川西岸ーアラブ人とユダヤ人』晶文社(1992)

・R・ドゥ・ヴォー『イスラエル古代史』日本基督教団出版局(1989)

・M・ノート『イスラエル史』日本基督教団出版局(1983)

・H・リングレン『イスラエル宗教史』教文館(1976)

・P・K・マッカーター・Jr『最新・古代イスラエル史』ミルトス(1993)

・小辻誠祐『ユダヤ民族 その4000年の歩み』誠信書房

・村山いわお『エルサレム 風土と興亡の歴史』古今書院

・メイヤ・レビン 武者圭子他訳『イスラエル建国物語』ミルトス

・小岸昭『離散するユダヤ人ーイスラエルへの旅から』岩波新書(1997)

・広河隆一 『中東共存への道ーパレスチナとイスラエル』岩波新書(1994)

・『地球の歩き方 イスラエル '97-'98版』ダイヤモンド・ビッグ社

・中津川由美『こんにちはイスラエル』三修社

updated:2002.2.10