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メルマガ/vol.11
2001.11.19 |
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Contents
(1) 連載 バンコク万国便り 第1回 「アジア的なるもの、バンコク的なるもの」 |
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サンフランシスコの小田です。皆さん、しし座流星群はご覧になりしたか?
日本では、美しい天体ショーが繰り広げられたようですね。当地では、アジアほど数は多くありませんでしたが、サンフランシスコ湾の彼方に、流れ行く星々の姿が楽しめました。 さて、今回のエッセーは、小池利幸さん。1999年から2000年にかけてGEOウェブサイト上で「モロッコ便り」を連載した小池さんが、再び海外からのお便りで登場です。今度はなんとタイのバンコクから。 大学でフランス語を学び、大学院ではマグレブ(北アフリカ)研究を志してモロッコに留学、着々と研究者としての道を歩みだし、イスラームに改宗した挙句に、サウジアラビア政府から招待されてメッカに巡礼までした、あの小池さんがなんとベンチャー企業立ち上げに参画! バンコクでインドネシアの人々を相手に辣腕を振るっています。 その激動の日々の合間を縫って、「バンコク万国便り」と題した、現地からのエッセーを今回から連載してくれることになりました。なぜ「万国」なのかは、今回のエッセーを読んでいただくとその理由が。 小田康之(oda@geo-g.com) |
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────────────────────────────────────── ★連載 バンコク万国便り 第1回 「アジア的なるもの、バンコク的なるもの」 小池 利幸(通信系ベンチャー セールスマネージャー・在バンコク) ────────────────────────────────────── 長かった雨期もようやく明けたようだ。毎日、気持ちよく空が晴れ渡っている。 自分のこれまでの専門地域とは全く異なるバンコクに居を移してから、早や三ヶ月。だいぶんアジア大陸的な時間の観念や、物事のとらえかたにも慣れてきた。タイ語もある程度理解できるようにもなった。洪水でも慌てなくなった。待つということを知った。 そして、このアジア大陸的なもののみならず、私は今、バンコク的なるものの魅力にとりつかれている。それは、言い換えれば万国的なるものといえるであろう。 アラブ人街、インド人街、日本人街、中国人街、韓国人街、欧米人街。多種多様な民族、人種がそれぞれの領域の中で生活している。一般的に(特に日本人は)、彼らはみな他の領域には踏み込もうとしない。問題を起こさない為の、暗黙の了解なのであろう。 今後は、GEOのみなさんにも、ぜひこの万国的なるものの、片鱗だけでもお見せしたいと思い、筆をとりました。話の内容は、東南アジアにおけるビジネスの話から、バンコクの非日常的な日常についてまで、分野を問わず、そのときそのときの気分によって変わってくると思います。いつまで続くかわかりませんが、モロッコ便りの時と同様に、よろしくお願いいたします。 なぜか隣国ラオスの首都、ビエンチャンのメコン川ほとり、屋台で一人ビールを飲みながら。 【筆者プロフィール】 |
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updated:2001.11.19
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